前回はGoogle Static Maps APIで基本的な地図を表示する方法を書きました。
今回は前回紹介しきれなかったパラメータを紹介していきます。
format
結果として得られる画像の形式を定義します。
標準ではPNG画像が作成されますが、用途に応じて以下の形式が選択可能です。
・png8 またはpng(デフォルト): 8 ビットの PNG 形式を指定します。
・png32: 32 ビットの PNG 形式を指定します。
・gif: GIF 形式を指定します。
・jpg: JPEG 圧縮形式を指定します。
・jpg-baseline: 非プログレッシブ JPEG 圧縮形式を指定します。
Googleの公式ドキュメントでは、
通常、最も圧縮率が高いのは JPEG で、GIF や PNG はより細かいところまで表示する場合に適しています。
と書かれております。
通常は特に指定しなくても問題ないパラメータですが、フィーチャーフォン向けに表示する場合には「jpg」を指定することを検討してもいいと思います。
pngの場合(デフォルト)
jpgの場合
scale
返されるピクセルの数に影響します。scale=2はscale=1の2倍のピクセル数を返しますが、地図の表示範囲と詳細度は維持されます(つまり、地図の内容は同じです)。
これはスマートフォン向けに地図を表示する際や、印刷用の地図を生成する場合に便利です。
デフォルト値は「1」です。指定可能な値は他に「2」と「4」がありますが、「4」を指定できるのはMaps API for Businessを利用している場合(ビジネス用に料金を払って利用している方)のみです。
(最近のiPhoneであればscale=2と指定することできれいな画像を表示することが可能です)
scale=1(デフォルト)
scale=2
maptype
作成する地図のタイプを定義します。maptype に指定できる値は、roadmap、satellite、hybrid、および terrain です。
Google マップ ウェブサイトで通常表示される標準の道路地図画像を指定します。
航空写真
地形図の画像を指定します。この画像では地形や植生がわかります。
航空写真と道路地図の組み合わせを指定します。この画像では、航空写真の上に主要な道路や場所の名前の透過レイヤが表示されます。
おわりに
他にも、
・language
・region
・path
・visible
・style
などのパラメータが利用できます。
pathは地図上にラインを引く(道案内用のラインを引くなど)が可能になるパラメータですので、静的な地図にラインを引きたい方はこのパラメータを使うといいですよ。
ただし、静的マップのURLは2048文字のサイズに制限されているため、その制限を超えないように注意が必要になります。
(マーカーの数やパスの数が余程多くない限りこの制限を超えることはないでしょう)
次回は「Google Maps JavaScript API v3」について解説して行こうと思います。
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